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【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園。クラシックな景色が新鮮な「旧古河庭園」

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園。クラシックな景色が新鮮な「旧古河庭園」

【駒込駅】和歌山市を模した江戸時代の庭園「六義園」で涼をとろう」で紹介した六義園から移動し、向かうは「旧古河庭園」!六義園よりは規模が小さいものの、なぜか六義園よりも断然多いお客さんが入っていたよ。

この日、園内は9割がシニアだったのだけど、六義園をまわって「旧古河庭園」まで歩き、さらに「旧古河庭園」をまわるスケジュールは結構ハードだと思うので、だからか「旧古河庭園」でスピードダウンして大勢いるのかな。オシャレなマダムたちがお散歩がてら、咲き誇るバラたちを楽しんでいた感じ。

六義園は江戸時代の庭園、こちら「旧古河庭園」は大正時代の庭園で、六義園とはぜんぜん違うオシャレな庭園をたのしむことができます。バラが好きなひとにとっては、特にたのしめること間違いなし。季節によってはバラがほとんど咲いていないなんてことがあるみたいだけど、花暦をチェックしてみてください。
今回は、「旧古河庭園」をご紹介します。

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大正時代に造られた日本とイギリスが合わさる庭園「旧古河庭園」

上中里駅と駒込駅の間にあるよ

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園。クラシックな景色が新鮮な「旧古河庭園」の入口

アクセスは京浜東北線上中里駅からの方が若干近いみたいだけど、今回は六義園から徒歩で向かったので駒込駅からの行き方を説明するよ。

駒込駅北口を出て本郷通りを北に進みます。ずっとまっすぐ一本道なので、15分くらい歩いたら勝手にたどり着きます。本郷通りの左手にあるよ。六義園に続き立派な門がお出迎え。門にも書いてあるけど、旧古河庭園は100周年ですって、歴史ある建物!

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」のサービスセンター

門を入ってすぐ左にサービスセンターがあるので、ここで入園料を支払って入園。今回は六義園で『園結びチケット』を購入していたから、すでに入園料は支払い済み。チケットを見せて庭園に入ったよ。サービスセンターのやさしいお母さんが「大正時代につくられたロマンを感じられる庭園よ」と教えてくれたよ。

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の案内看板
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の案内図
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」のスタンプ

旧古河庭園でもスタンプを見つけたので推しておいたよ。これで文化財庭園のスタンプ2こめゲットだぜ!

まずは圧巻の洋館

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の洋館前の庭

庭園に入ってすぐ、立派な洋館がドーン。この洋館は、イギリス人建築家のジョサイア・コンドル(1852〜1920年)の設計だそうで、彼は日本の建築界の発展に多大な貢献をしたひとなんだそう。この洋館は石造りで、英国貴族の邸宅にならった古典様式なんだって。雨に濡れると落ち着いた色調をかもしだし、晴れの日と雨の日、違う表情がみられるのもおもしろいのだとか。

洋館の前にはバラ、その先には日本庭園

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」のバラ園1
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」のバラ園2
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」のバラ園3
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」のバラ園4
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園。クラシックな景色が新鮮な「旧古河庭園」の花歴

バラの庭園もまさに洋風。春と秋に大輪の花を咲かせるんだって。ちょっと時期がズレてしまっていたかな。ぜひ花暦をチェックしてから訪れてみてね!

だけど、洋館とセットで異国情緒満載。カメラを構えたひとたちがこぞってバラを撮っていたのも印象的。カメラ好きにはたまらない被写体なんだろうね、か・な・りたのしそうだったよ。

洋風庭園というと、『不思議の国のアリス』に出てくるあのバラの庭を思い出すよね、まさにあれ。

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の和庭園1
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の和庭園2
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の和庭園3
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の和庭園4
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の和庭園5
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の和庭園6

洋風庭園をさらに降りると広がる日本庭園は、洋風庭園とガラリと雰囲気を変えてなんだか不思議。洋風と和風のコラボは、大昔にこれを作ろうとしたひとたちのことを考えると、ちょっと鳥肌もの。この庭園を作ったのは京都の庭師である小川治兵衛氏(1860〜1933年)だって。青々とした緑が風に揺れて、美しかったよ。

たくさんの灯篭が目につく庭園

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の灯篭1

特に印象的だったのが灯篭の数々。かつてはこの灯篭に火が灯っていたのかと思うとロマンチックだけど、もしかしたら当時も火は灯されていなかったかもしれないね。照明目的ではなく、あくまでも飾りだったのかもしれない。灯篭は使えないにしても、ライトアップなんてしたらきれいなんだろうな〜と思ってみていたよ。

と思ったら、オフィシャルサイトでライトアップしている写真を発見。いつ開催しているかは不明だけど、ライトアップしてるみたい!それはちょっと興味をそそるね〜。

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の灯篭2
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の灯篭3

裏千家茶道教室が開催されているみたい。

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の裏千家茶道教室1
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の裏千家茶道教室2

看板によると、毎月1回第2金曜日午後1時から茶道教室が開催されているらしい。まさに今回うかがった日が茶道教室の日だったけど、どなたか人がいることは分かったけど、その他は特に何も。真っ最中だったのかな〜。

バラ尽くしの売店はバラの香りクンクン

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の売店1
【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の売店2

売店があったけど基本的には土日祝日のみの営業だそう。今回うかがったのは金曜日だけど、イベント開催中で営業していたよ。なので、平日行かれる際は営業していない場合もあると思うので、サービスセンターに確認してほしいとのこと。

販売されているもののほとんどはバラ関連のもの。バラアイスやバラの羊かんが人気なんだって〜。マダムたちがバラのクリームを手にとってスリスリしていたよ。とってもいい香り。

日本庭園を見渡せる展望台はお気に入りの場所!

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」の展望台

売店の近くに、庭園を広く望める場所があったよ。庭園が眺められるだけの規模のかわいい東屋的なプチ展望台という感じだけど、風が通るから気持ちよくて。六義園の藤代峠の頂上みたいに、時間を忘れてボーッとできる素敵な場所。少し歩き疲れた体にちょうどよかったよ。

気持ちいい風に吹かれて、じぶんの人生を考えちゃったり。

【上中里駅】バラが咲き誇る日英が混ざる庭園「旧古河庭園」で今日を振り返る

足元なんて撮っちゃったりなんかしちゃって。

ひととおり庭園を散策して高台で時の流れに身をまかせること30分くらい。しだいに、『気持ちいいね〜』の言葉もなくなり、同行者とともに『無』。おおよそ16時くらいだったかな、汗をかいた体に心地いい風が吹いて、夕焼けの時間ではなかったものの、たそがれるってこういうことなのかもと思わせるような、キャラではない時間を過ごしたよ。

日本庭園のむつかしいことは分からないけど、ただなんとなくゆっくり過ぎる時間をたのしむためにくるのもいいよね。とっても贅沢な時間を過ごせると思うよ。

ウイルス感染症拡大防止に向けた国や自治体からの要請により、営業時間などが変更になっている場合がありますのでご注意ください。

スポット情報

旧古河庭園

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